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事務局からのお知らせ
慰霊祭・追悼法要に130名が参列 (故人の冥福を祈り、遺族の安泰、業界の加護を祈願)
2021年08月21日

 高野山印刷産業人納骨塔奉讃会(浦久保康裕会長)主催(協賛/大阪印刷関連団体協議会)による恒例の「新物故者慰霊祭並びに納骨者・業界物故者追悼法要」が2年ぶりに8月21日(土)、高野山大霊園大阪印刷産業人物故者納骨塔前において厳修された。
 当日の高野山は朝から雨がふったり止んだりして肌寒い中、時間が経過していくにつれ太陽が出てきて照りつける中、関連団体代表者をはじめ、遺族、一般参拝者など、およそ130名が参拝に訪れ、納骨塔内で安らかに鎮まる故人の冥福を祈るとともに、遺族の安泰と印刷・関連業界の加護を祈願した。
 大阪印刷産業人の拠り所である高野山大霊園の印刷産業人物故者納骨塔は、大阪印刷関連団体協議会加盟の団体が一体となり、昭和48年8月20日に建てられ、その日に開眼大法要が営まれた。以来これを記念して、毎年8月20日前後に「慰霊祭並びに追悼法要」を執り行っており、今年で48回目を数える。午前11時30分より青巖寺(せいがんじ)の髙井知弘(たかいちこう) 様を導師として高僧2名を迎えて「前讃」と法要は進められ、続いて浦久保会長が新物故者慰霊並びに納骨者追悼の辞を大要次のように読み上げた。
 「納骨塔は印刷業界全体の拠り所とされ、未来永劫の宿縁を結ぶことができるようにとの願いのもとに物故者のご芳名を記した芳名録を作成して故人のご冥福をお祈りしている。新仏の中には、長年組合運営に参画され、印刷関連業界の重要な役員として尽力された方、印刷業に就かれ今日の企業に成長させた方等、尊敬する方々が多数おられ、大阪印刷関連業界が今日あるのは物故された方々の偉大な功績であることを深く感謝している」。
 また浦久保会長は高野山の地について「弘法大師が開山され、大師御入定後、1170有余年になる霊山である。また高野山は千古の霊場であるほか、弘法大師はわれわれ印刷産業人に最も縁の深い文化人であり、高野紙、高野本の木版活字などで関係が深く、実に意義深い聖地である」と述べ、日本仏教の聖地・高野山において、改めて業界発展を祈念した。
この後も、厳粛に法要が執り行われ、関連団体代表、遺族、そして一般参拝者焼香の長い列が続いた。
今年の新物故者は、関連業界の4名で、ご芳名を拝しますと100歳代の方が1名、90歳代の方が2名、80歳代の方が1名おられ、ご長寿でのご活躍が偲ばれる。
 慰霊祭・法要の最後に参拝者に対して感謝の意を述べた浦久保会長は「この地に来てお参りすることは、我々の先輩を敬うことにもなり、また、多くの先輩が道を作っていただいたことへの感謝することにもなる」とし、今後も多くの参拝を呼びかけるとともに、同事業を継承していく意義・重要性を訴えた上で、「納骨塔は建立されて「平成」「令和」となり本年で48年が経過し、今後も細かな修理はもとより全体の大修理がいずれ必要になる」とし、浄財としてより一層のお供え、寄付への協力を呼びかけた。

高野山印刷産業人納骨塔奉讃会 浦久保会長