- 第2回 CSR委員会
- 2020年08月27日
日 時:令和2年8月27日(木) 18時00分~20時20分 場 所:株式会社美生社
今回は委員長の企業である㈱美生社で開催、まず参加者が2班に分かれて、社内見学を行い、山本委員長より会社概要の説明が行われた。
当社は2部制になっていて朝9時から18時の班と13時から22時の班に分けています。そうすることで現場の残業が減る効果があったりします。社内で4つの委員会を編成、独自で改善の取り組みをやっています。QC活動も含めて社員主導で何か出来ないかを考えてもらってます。
会社案内やウェブサイトは広報委員会を立ち上げて変えてゆこうとしています。新規事業委員会はお客さんにどう新しいものを提案できるか考えてもらっています。品質のチームは品質向上をめざします。CSR委員会はCSR活動をはじめ環境対策などの活動をやっています。
来年創業70周年になります。
前期は売上がコロナの影響で下がりましたが、粗利は少しUPしました。雇用調整助成金をフルに活用しようと思案しています。コロナ渦の中で各部門が短期の目標、中期の目標、長期の目標を挙げ、取り組んだりもしてもらっています。従業員自身にいろいろ考えてやっていってもらおうとしています。
続いて、美生社がCSRに取り組んだきっかけですが、多くが下請けで、1週間先の仕事が分からないような状態でした。従業員をIGASに行かせたときに、従業員からJapan Colorに取り組んでみたいという声が出てやってみようということになり、Japan Colorに取り組みだしました。その後GPに取り組み、その流れでCSRワンスターにも取り組むようになりました。
チェックリストには大きく8つの項目があります。会社をきちんと運営し、後継者に渡していく中で、ちゃんとやっていないと恥ずかしくなります。そんななかでチェックリストを見たときに、なるほどな、と納得しました。
コンプライアンスについては、会社として当然クリアすべき内容だと思います。環境は企業によって対応度合が変わってくると思います。GPを取得していれば項目クリアできますが、GPを取っていなくてもクールビズ宣言、電気代の管理、環境宣言などの取り組みでクリアすることも可能です。情報セキュリティについては、美生社は特に弱いところだったのでちょうど組合で始まったJPPSに取り組むことによってクリアしました。JPPSの良いところは、企業のレベルに合わせたルールを作れるところです。品質については、Japan Colorの認定でもクリアできます。雇用・労働安全は、従業員の雇用には必須の項目です。健康診断など法定の項目をクリアしていないと最低限いけない項目。財務・業績については、会社経営を行う上では必要な項目なのでやっていないならやるべきだと思います。社会貢献・地域志向については、会社周りの清掃や地域の祭りへの寄付などでも加点ポイントになります。
その他、今宮工科高校からの会社見学を受け入れている。公立高校などだとインターンシップを取ってくれというところはたくさんあり、加点されるはずです。また当社はプルタブ収集・ペットボトルキャップ収集、寄付活動を挙げ加点してもらっています。
参加したCSR委員の企業を評価してみると、品質面のクリアが大変そうな企業が多かった。環境や社会貢献などの項目はできていないが何とかクリアできそうという声が多かった。会社によっては情報化が進んでいない企業もあり、その企業についてはコンピュータの導入などしてゆけばクリアできると思います。品質面においてもMUDフォントを使った印刷物を出すだけでもクリアできそうです。
CSR認証にかかる費用は30名ぐらいの企業であれば、2年で6万円ぐらい。大阪でCSRワンスターを取っている企業は5社しかなく、従業員に有用性を説明しやすかった。委員の皆様に必ず取得してほしいという話ではないが、各支部の皆さんにCSRワンスターを広めていくのがCSR委員会の役割の一つと考えています。
今後、月1度は委員会を開催していきたいと思います。