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渉外特別委員会
「見えない」課題を印刷で解決する 第2回目「課題を解決するチカラを身につけよう」
2020年10月13日

10月13日(火)に大阪印刷会館におきまして、第2回目の「見えない」課題を印刷で解決する講座を開催しました。

9月16日(水)に第1回目の講座を開催し、19名の組合員企業の社員の方々にご参加いただきました。

参加者は当日に初めて、11月に締め切られる全日本印刷工業組合連合会のMUDコンペティションに応募することが発表されました。

いきなり4つのチームに分けられ、それぞれのチーム毎に共同して作品を制作するミッションが与えられました。

前回は課題となるテーマを決めるところまでが宿題でした。

当然、時間内にテーマを決めることができないので、今回の講座までに、それぞれのチームが「LINE」や「メッセンジャー」「ZOOM」「リアル」などで、やり取りやミーティングを行いました。

なかなかハードな宿題でしたので、今回の2回目の講座には来てくれないメンバーもいるのでは?と正直心配していましたが、不可避な理由の1名を除く全員が参加してくださいました。

今回の講座は、MUDコンペティション歴代の賞を総ナメしている大阪シーリング印刷株式会社の企画部 企画課 課長 杉原啓二様を講師にお招きし「課題を解決するチカラを身につける」をテーマにご講演いただきました。

同社におけるMUDコンペティションに対する取り組み内容や姿勢を「プロジェクトの立ち上げ方」から「最終的に商品化する」まで詳しくお話しいただきました。

【チーム分け】一番大切にしていることは「ひとりで考えさせない」。これは個人の作品にしてしまうとノウハウがその個人にしか貯まらない。必ずチームをつくり、メンバー選定も、若手からベテランまで日頃あまり接点の少ないメンバーで構成すると新たな化学反応が生まれる。

そしてリーダーは若手を抜擢し、育成する場をつくる。

【テーマ決め】身近な共感できるテーマを探し問題を提起する。旬なニーズを選定し、それらを「アイデア」に落とし込む。

【最終プレゼン】プロジェクトを会社全体の取り組みにするために、最終は「役員プレゼンテーション」を行う。ブラッシュアップするためには他チームからのアドバイスも必要。

会社にとっても、社会によっても良い作品に仕上げる。

すなわち、MUDコンペティションに参加する本当の目的は「日常のお仕事にMUDの知見を反映する」ことにあると教えていただきました。

杉原様の発表用スライドの最終ページに「ラベル1枚であっても世の中を変えることができる」と小さく書かれていました。

この一文について、杉原様は講義中に一言も語りませんでしたが、私はこのメッセージが一番印象に残りました。

次回は11月5日(木)に最終回の講義が開催されます。